カントリーリスクとは

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カントリーリスクとは、ある特定の国の政治・社会や経済の状況によってひきおこされる、国としての信用度に関わるリスクのことをいいます。

 
そのリスクの具体的な原因としては、インフレーションをはじめとする通貨の価値の暴落、デフォルトとよばれる国債の債務不履行、戦争・事変や内戦・革命などによる国内の混乱、大地震や大津波などの予期せぬ災害、政権交代にともなう突然の金融制度の改正などが挙げられます。

 
こうした事象によって、貿易会社が当事国の取引先から売掛金を回収できなくなったり、為替相場が大きく変動して外貨建て資産の価値が目減りしたりといった、当初期待された収益とは異なる結果が生じてしまうことがあります。

 
わが国でも国・地方あわせた政府の債務残高の増加や東アジア情勢の不安定化などのリスク要因を抱えているとおり、世界のすべての国々に何らかのリスクはあると言え、主に民間の格付け機関が具体的なランク付けを公表していますが、一般的にいえば政治・経済が安定している先進国ほどリスクの度合いが少なく、逆に政治・経済が不安定な発展途上国ほどリスクの度合いが高いといえます。

 
なお、先進国でも経済状況によってはリスクが一気に顕在化してしまう場合があり、例えば、ギリシャの財政危機に端を発してEUとしての対応までもが問題視された欧州債務危機、アメリカの国内政治上の対立を背景とした債務上限問題によるデフォルト危機などはその典型といえます。